海外FX会社を使った取引で年間を通して利益が出た場合は納税の義務があります。必ず確定申告をして納税するようにしましょう。
ここでは、確定申告に必要なデータの集め方を説明します。
海外FX 税金 個人事業主
海外FXの利益は雑所得として自身で確定申告をする必要があります。
前年(1月1日~12月31日)の所得は2月16日~3月15日に申告します。提出先は住所地を管轄する税務署です。
申告にあたっては海外FXの利益計算が必要になります。国内会社と違い、海外FXでは年間取引(損益)報告書などの発行がありません。このため、自分で取引損益の計算をする必要があります。
面倒かも知れませんが、Meta Trader4(MT4)を使えば簡単に年間取引を確認することができます。
MT4での利益の出し方
まずMT4を起動し、ターミナル欄の『口座履歴』タブを選択します。
移動した画面の取引履歴上で右クリックした後、『期間のカスタム設定』をクリックします。
すると、期間が選択できるようになるので、開始日を前年の「1月1日」にし、終了を「12月31日」にして『OK』をクリックします。
クリック後、履歴が表示されます。前ページの「口座履歴」の取引履歴上でクリックし、「レポートの保存」をクリックすればデータを保存できます。
確定申告用紙にどう書けばいいか分からない場合は、上のデータを印刷した用紙を税務署にもっていけば、記入方法を教えてくれます。
海外FX 税金 法人
法人を持っている人は、法人で海外FX口座を開設して取引できます。
法人で取引を行うと「会社として赤字の場合は損失を7年間繰り越すことができる」「会社の他の投資や事業の損失と相殺できる」等のメリットがあります。
税金に充てる資金は分けて残しておこう
前年12月31日から確定申告するまで、3カ月程度のタイムラグがあります。
前年に大きく儲かった場合は、税金に必要な金額は出金するなどして手を付けないようにしましょう。
前年に大きく勝ってから、確定申告までの1、2カ月の間に大きく勝負に負けてしまった、という事態になった際、税金の支払いのために持ち出しになる場合があります。くれぐれも無理をしない事が重要です。
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